運営 / 越後妻有の舞台裏から

ついに生まれ変わる、公式サイト。その第1弾を公開。

30 September 2019

2011年に産声を上げた、大地の芸術祭の公式サイト。8年が経過した今、システムは古くなり、改修を重ねたために継ぎはぎだらけの状態で「ハウルの動く城」と呼ばれるほど。そこで、2021年の芸術祭に向けて、サイトを一から作り直す運びとなりました。が、そんなに簡単ではないのがサイトのリニューアルです。私たちが悶々と悩み進んできた様子を振り返りながら、新しいサイトの特徴をご紹介させていただきます。

新しいサイトを作るにあたり、重きをおいたポイントは3つ。
・何度もサイトに訪れたくなるような“読みもの”としての動的コンテンツ
・海外からもアクセスしやすい多言語×モバイル性
・越後妻有に行きたくなったユーザーがアクションしやすい仕組み

この実現のために協力してくれたのが、全国の“遊び”を紹介するマーケットプレイス「asoview!」を展開するアソビュー株式会社と、カルチャーメディア「CINRA.NET」を運営する株式会社CINRAです。

アソビューとの出会いは、代表の山野智久さんが大地の芸術祭オフィシャルサポーターとなったこと。そのご縁で、ツアーやチケット販売などWEBプロモーションの分野で数年前からご協力いただいています。アソビュー社内に芸術祭チームが結成され、その熱意とスピードと結果を出す行動力を見せつけられたため、サイトリニューアルにあたり全面的に協力をお願いしました。制作においてはもう1社の協力が必要となり、クオリティの高い人気カルチャーメディアを運営するCINRAに依頼。何度も対話をする中で、CINRAチームの柔軟な人柄に隠された強い意志と技術の高さを感じ、心強い存在となっています。そんなWEBの最新技術や幅広い知識をもつ彼らと、北川フラムが主宰する株式会社アートフロントギャラリーの3社が協力し、新しいサイト構築のプロジェクトがスタートしました。

3社ロゴ

2019年3月。本プロジェクトが始動し、最初の編集会議の日。大地の芸術祭総合ディレクターであり、本マガジンの編集長でもある北川フラムへのプレゼンを行いました。事前打ち合わせもして備えたにもかかわらず、プレゼンを始めた途端に響いた北川の怒号。プレゼンの姿勢から厳しく指摘され落ち込む面々でしたが、全員の闘志に火が付いた瞬間でもありました。写真を撮るような雰囲気では全くなく、ここでお見せできないのが悔しいぐらいの忘れがたいキックオフ。

そこからの数カ月は3社で毎週のように打ち合わせをし、北川を交えての編集会議も行い、方向性やデザイン、記事のネタを決めていきます。特に新しく設けるWEB マガジンのタイトルは何度も何度も検討を重ねました。

編集会議。メディアタイトルやヴィジュアルを検討中。

同時に細かいシステムの仕組みを詰めていきます。お客様からのご意見や運営の課題を洗い出し、どこまで理想に近づけるか、どんな仕組みなら実施可能なのか、話し合いを続ける日々でした。システムの大枠が決まり、デザインもほぼ見えてきた時点で、大地の芸術祭オフィシャルサポーターたちへの報告を実施。IT界の最前線で活躍する彼らからの指摘を受け、もう一度サイトの目的とKPIを明確化し、デザインも再検討することに。三歩進んで二歩下がることを繰り返します。

とはいえ時間もないので、同時進行で北川や関係者、地元の方へのインタビュー、著名人との現地取材を敢行。ツアーにも取材スタッフが同行し、お客様目線での取材も行われました。取材を通してたくさんの方から貴重なエピソードが集まり、多様なジャンル・世代から見た越後妻有の姿が浮かび上がってきます。

そして大事な最初のメインビジュアルは、漫画家の今日マチ子さんに依頼。何度か妻有に訪れたことがある今日マチ子さんは、棚田に立つ女性をイメージした素敵なイラストを作成してくださいました。

過去のパフォーマンス作品に出演した地元の方へのインタビュー

シンガーソングライター・眉村ちあきさんの妻有訪問取材

そうしてたどり着いた第1弾が、本日ついに公開となります。

第1弾としてオープンするのは、WEBマガジン『美術は大地から』。
ここでは3社がそれぞれの目線で記事を書き、越後妻有を取り巻く要素をご紹介していきます。具体的には、特集や作品の深掘記事、芸術祭を応援してくれる方々のインタビューや芸術祭の楽しみ方など。遊びのプロであるアソビューやメディアのCINRAの目線で書かれた記事は、新しい視点で越後妻有を映し出します。運営側からは、越後妻有で同時多発的に日々起きている奇跡のような出来事を、イベントレポート形式でご紹介していきます。

第2弾リリースは冬を予定しており、現在のサイトが全面的に変わります。大地の芸術祭の新しい表情を皆さまにお届けできければと思いますので、ぜひご覧ください。